「しまなみアートファーム(SAFM)」は、しまなみ海道の真ん中の島「大三島」から、音楽、アートをキーにして「地方活性化」「国際貢献」「国際交流・異文化理解促進」を加速させるNPOです。
2025年10月26日(日)、今治港で開催される「せとうちみなとマルシェ」ふれあいマリン広場にて、
Japan Minyo Music Camp 2025の成果発表イベントを開催します!
スウェーデン、ドイツ、アメリカ(ハワイ)、台湾、チリ、日本など、世界各地から集まった若手音楽家たちが、
4日間の共同生活と創作を通じて生み出した「民謡×世界音楽」の新たな響きをお届けします。
音楽を通じた国際交流、そして日本の民謡文化の魅力を世界へ——。その熱い想いを、ぜひ会場で感じてください。
🕥 10:20〜10:50
トークイベント
「日本民謡音楽キャンプ発足のきっかけと想い」
出演:フレディ塚本 × 吉田佳代
活動紹介・国際音楽交流の背景と展望について語ります。
🎵 11:00〜12:20
日本民謡音楽キャンプ参加者コンサート
国内外の若手ミュージシャンによる民謡ベースの創作演奏。
このキャンプでしか聴けない“民謡と世界音楽の融合サウンド”をお楽しみください。
🌸特別ステージ
藤田かおり(民謡歌手)&川崎雅女(三味線奏者)&フレディ塚本
愛媛・日本を代表する民謡アーティストによるスペシャルコラボ演奏!
📍会場:せとうちみなとマルシェ(今治港)ふれあいマリン広場
⏰日時:2025年10月26日(日)10:20〜12:20
🎫入場無料(どなたでもご参加いただけます)
港の風を感じながら、音楽でつながる心あたたまるひとときを。
ご家族・ご友人と一緒に、ぜひお越しください
Japan Minyo Music Camp(日本民謡音楽キャンプ)は、
日本の民謡を世界の音楽家たちとともに学び、再発見し、
新しい形で表現していく国際音楽交流プログラムです。
しまなみアートファーム(Shimanami Art Farm)が主催し、
民謡クルセーダーズのフレディ塚本、
チリ出身でスウェーデン在住の民謡音楽家で数々の国際キャンプを運営してきたエルネスト・カルデロン、
そして音楽家の吉田佳代が中心となって運営しています。
私たちの目的は、
音楽を通して「文化の違いを越えて人と人がつながる場」をつくること。
プロやアマチュア、国籍、ジャンルの垣根を超え、
互いに学び、共に演奏し、新しい創造を生み出すことを目指しています。
キャンプでは、民謡や伝統音楽のワークショップ、即興セッション、合宿生活を通じて、
参加者が音楽だけでなく「人と文化を理解する力」を育むことを大切にしています。
この活動が、次の世代へとつながる「音楽と共生の輪」になりますように。
フレディ塚本氏 (Mr. Freddie Tsukamoto)
エルネスト・カルデロン・ドンデロ氏 (Mr. Ernesto Calderón Dondero )
エスノ・チリの創設者エルネスト・カルデロン・ドンデロ氏音楽キャンプ、写真はリカルド・ペナ氏とサバンナ・レイ・ソン氏によるもの/Photos from Ethno Chile, a music camp founded by Mr. Ernesto Calderón Dondero.
Photos by Ricardo Peña and Savannah Leigh Thorne
2022年8月アフリカ・ジンバブエで『ジンバブエの公立小学校の音楽の授業に楽器を』プロジェクトが開始いたしました。
ジンバブエの著名音楽家で社会活動家のEdith WeTongaさん(https://edithweutonga.co.za/)は、音楽をやりたいけれど機会を与えられない子どもたちを支援するため、ジンバブエの仲間と活動しています。このプロジェクトはそんなEdithさんとの共同プロジェクトになります。
ジンバブエは1980年の独立以降38年の独裁政権やハイパーインフレーションを経験しました。ジンバブエでは音楽に興味のある子どもたちは非常に多いものの、子供向けの課外活動は富裕層に限られ、多くの子どもたちにとって、楽器を演奏する機会を持つことは簡単ではありません。学校には楽器がなく、音楽の授業では歌を歌うか音楽理論を教わるものの、1クラス68人まで在籍できるため先生の目は全員には行き渡りません。
この現状を変えていくため、2022年8月の初渡航から現在までに100台あまりの鍵盤ハーモニカや30冊以上の教材を寄付、大学や音楽院で音楽の先生になるために勉強をしている学生(教師が不足しているために、そのほとんどがすでに学校でクラスを受け持っている)が楽器を演奏できるようにワークショップを行いました。2024年11月にはプログラム開始時から紆余曲折をしながらも継続し研修を続けてきた研修生たちのうち8名が修了試験をパスし、3台の鍵盤ハーモニカを受け取り、すでに働いている学校で鍵盤ハーモニカを子供たちに教えはじめました。大学にも20台の鍵盤ハーモニカや教材を寄付することができ、それにより、鍵盤ハーモニカを使用し授業を始めることができるようになりました。大学や音楽院を卒業した先生たちがジンバブエ全土に戻り、地元の小学校で教え始めることにより、数年後には、ジンバブエ全体に活動の輪を広げ、全国で鍵盤ハーモニカや、他楽器を使った音楽の授業を開始できるようにすることを目指しています。
現在は、オンラインで研修を継続してきた講師が直接学生に指導し、日本からモニタリングを続けています。今後は、ジンバブエ・日本間でのミュージックビデオ制作や、現地での成果発表コンサートなど、研修だけでなく、創造的な活動に発展させながら、長期的に持続できる活動としていきたいと考えています。
また、日本でも楽器寄付やクラウドファンディングの活動を通して、異文化理解や遠く離れた人々に思い馳せる機会を創出していきたいと考えています。
現在までの活動:
2022年8月24日−9月7日 現地渡航。プロジェクト開始セレモニー&コンサート、鍵盤ハーモニカ25台寄付、24名に研修、現地視察
2022年11月 独立行政法人国際協力機構(JICA)との共同プロジェクトとしての活動開始
2023年2月15日-3月1日 現地渡航。 研修体制の再構築、国立大学との協力体制のとりつけ、学生への研修
2023年9月 現地渡航。研修の成果確認、11月の一期生修了式に向けてコンサートの準備
2023年11月 現地渡航。8名の修了生を輩出。第一期生修了式&学生や関係者によるコンサート。第二期生研修開始
2024年1月 第二期生として女子校音楽科講師、女性と子供センターのアートプログラム講師の2名が研修を始めました。第1期修了生の2年目の研修も開始
2024年4月 第1期修了生の2年目の補完研修終了
2024年5月 音楽専門学校の音楽教師を目指す女子5名の研修スタート
2024年9月 女子高音楽科の学生20名が授業開始
2024年11月 ジンバブエ 視察、研修
今後の予定:
2025年9月 ジンバブエ 第二期生 修了試験&修了証授与式&コンサート開催
ラウンチコンサートの様子
音楽教師を目指す学生たちのワークショップの様子
Edith WeTongaさん
2025年の9月予定の渡航時までにさらに20台ほどの鍵盤ハーモニカが必要になります
皆さまや知り合いの方々の家に使わなくなった楽器はありませんか?ピアニカ・リコーダーなど義務教育で使用した楽器が家庭に眠っている方は意外と多いのではないでしょうか?
SAFMにお譲りいただき、このプロジェクトに使わせてください。2022年8月から2024年11月までの5回の渡航で120台余りの鍵盤ハーモニカをジンバブエの音楽の先生育成のための研修に向けて届けました。
現在、ジンバブエ、パートナー団体と協力しワークショップ受講者たちが研修を続けています。昨年2023 年11月には、8名の第一期生プログラム修了生を輩出。修了生は3台の鍵盤ハーモニカを教えている学校に持ち帰り、子供たちにすでに教えはじめています。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
詳しくは、楽器寄付ページをご覧ください。